
4月4日の夕食
*鶏肉のから揚げ、インゲン、にんじんの素揚げ。
鶏肉には味をつけず、片栗粉をまぶしました。塩とレモンでいただきます。
*イカとキャベツ、赤パプリカの炒め物
*かぼちゃのサラダ かぼちゃを蒸しゆでにして、マヨネーズとレモンのドレッシングであえました。バジル添え
*チーズ、パン
もうすぐイースターなので、スーパーマーケットにご馳走用の食材が並びます。揚げギョウザ?みたいなのを買ってみました。

外側はパイ生地、中はブルーチーズ風味の何か(笑)です。おいしいです。
オランダ語のレッスンで、Jip en Janneke という本を毎週一章づつ読んでいます。
この本は1952年から、子供向けの週刊誌に連載されていたもので、いまでも広く読まれているロングセラーです。
挿絵はオランダの雑貨店HEMAのイメージキャラクターにもなっているので、絵はご存知のかたも多いと思います。

内容は、4歳のJipという男の子と、 近所に住むJannekeという女の子のたわいないお話ですが、作者も母親という実体験をもとにしているので、今でも色褪せない楽しさに満ちています。
今回の章は特に面白かったので、訳してみました。
ちなみにJipはイップ、Jannekeはヤヌカァと発音するのですが、原文どおりの表示にしました。
ビーズあそび「あそびにこない?」とJipがたずねました。
「うん」とJannakeがこたえました。「あたしもうここにいるわ」。
「かけっこしない?」Jipがききました。
「ううん」Jannekeがいいました。「あたし、ビーズあそびをするの」。
「どうやるの?」とJipがききました。
「見て」Jannekeはいいました。「あたし、ビーズの箱をもっているのよ。これでネックレスをつくるの。」そういって、彼女は見せました。箱いっぱいのきれいなビーズです。黄色や緑、赤や青。
そこで彼女はソファーにすわって糸にビーズを通しはじめました。
Jipはそれを見ています。ほんとうにきれいに出来あがっていきます。
「ほら」Jannekeがいいました。「これでぜんぶの色よ。Jip、このネックレスほしい?」
「うん」Jipはいいました。「ほしいなあ」。彼はネックレスを首にかけました。
それから彼女はねこちゃんのためにネックレスをつくりました。かい犬のタッキーのためにも。とってもきれいでした。
「さあ、もうひとつはあたしのため」とJannekeはいいました。
「ねえ、かけっこしない?」とJipはいいました。だって彼はつまらないのです。そういうあそびはぜんぜん好きでないのです。
でもJannekeはお母さんからこのビーズの箱をもらいました。だから今、彼女がしたいのはビーズあそびだけなんです。かけっこなんてしたくありません。ほかにはなにもしたくないのです。したいあそびはビーズあそびだけ。
Jipはちょっとぶつぶついいました。退屈しているものですから。彼は、窓のそばにある花びんの中に1つビーズをつまんでいれてみました。それからお父さんのスリッパの中にビーズを3ついれました。そして、ジャムの瓶にも1つ入れました。それから、チーズの中にたくさんのビーズをつめこみました。一つ一つの小さな穴に、一つずつビーズを入れたのです。
そして彼は自分の鼻の穴にビーズを一つ入れてみました。ぎゅうぎゅう押しこんでみました。さあ、ビーズはJipの鼻のあなに詰まってしまいました。
「ぼく、鼻のなかにビーズを入れちゃった」と彼は大きな声でいいました。
でもJannekeはきいていません。彼女は夢中です。
「こいつ、出てきたくないってさ!」Jipはさけびました。彼は、ほじってほじってみました。でもビーズはでてきません
「あう!」Jipは悲鳴をあげました。「たすけて!」
そこへお母さんが入ってきました。「いったいどうしたの?」とお母さんはいいました。
Jipは鼻を指さしました。彼は本当に泣いていたにちがいありません。
「ビーズ?」お母さんはいいました。「ちょっとみせて、頭をうしろにやって」
そしてお母さんはJipの鼻からビーズをつまみだしました。
Jipは、もうまっさおでした。ほんとうにこわかったのですもの。
「いい?わかった」お母さんはいいました。「ぜったいに、こんなことをしてはだめよ、Jip。これはほんとうにあぶないことなのよ。今回は、なんとか、何もなくすんだけれどもね」
そうしているところへお父さんが帰ってきました。そこでみんなで、パンを食べることにしました。
「あたしもご飯を食べに帰らなくちゃ」とJannekeがいいました。彼女はビーズの箱を持って帰りました。
Jipはお父さんにビーズのことを話しました。ビーズが鼻に入ってしまったことを。 「いいかい」おとうさんは言いました。「ぜったいそんなことをしてはいけないよ」
そういったとたん、おとうさんはビーズをガリッとかみました。ジャムに入っていたビーズです。
「それに、チーズをみてよ」とお母さんがいいました。「ビーズでいっぱいよ、もうJipったら!」
お母さんはめちゃくちゃに笑い出しました。だってどこもかしこもビーズだらけなんですもの。でもおとうさんは、まだちょっと怒っていました。とくに、スリッパをはいたときにね。
「Jannekeはもう、ビーズをもってきてはいけないな」とお父さんはいいました。
(註:オランダのチーズは空気穴がたくさん開いています)
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- 2007/04/05(木) 05:21:55|
- 未分類
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| トラックバック:0
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| コメント:2
最近この"Jip en Janneke"のポストカードやグッズを見かけることが多くなりました。
きっと以前からあったのだと思うのですが、「オランダ」という文字にすぐ目がいってしまう今、
特に目に付くのだと思うのですが・・・。
クリスマスもハロウィンもすぐに取り入れた日本にも
まだこの「イースター」は馴染みがないので
来年から楽しみになりそうです♪食べ物もいろいろありそうだし。。。!!
- 2007/04/05(木) 21:16:20 |
- URL |
- プーパン #cWiDkOxg
- [ 編集]
プーパンさん
私はオランダに来るまでJip en Jannekeは知りませんでした。こっちでは人気あります。
イースターも楽しいイベントです。
- 2007/04/06(金) 06:03:40 |
- URL |
- zondag #-
- [ 編集]